ついにでました。
FaceRigの競合ソフトが。
これだけでもう分かると思います。
VtuberやLive2Dモデラーの間ではFaceRigを使うのが常識と言うくらいになっています。そこに新たな選択肢としてPrprLive(ペロペロライブ)が登場しました。
これで、配信にバリエーションが増えて新しいことが出来そうですね。
イラストを動かしてみたいと思う方はこちらの記事もどうぞ!
PrprLiveって何?
Live2Dでのトラッキングに特化した無料で使用できるソフトです。2020年5月14日にSteamでリリースされたばかりの新しいアプリで、今話題になりつつあるトラッキングアプリなんです。
FaceRigのようにカメラを使ってトラッキングするのですが、なんとFaceRigよりも高性能と言われているのです。その魅力はLive2Dというソフトのリミッターを外したかのようによく動きます。
しかもソフト自体は無料で使えます。(トラッキングの閾値の設定ができるのは有料DLCになります)
なぜ、話題なのでしょうか?
いま流行のVtuber業界は、Live2DとFaceRigがシェアをほぼ独占しています。そこにFaceRigと互換性があるPrprLiveが登場しました!
配信用トラッキングアプリの王者であるFaceRigの代替になるのではないかと期待されています。
よく動く分、PrprLiveの方が好きという声も上がってくるほどです。
PrprLiveのメリット
物理演算が信じられないほどヌルヌル動く
これがいちばんのメリットといっても過言ではないです。 物理演算の数値を全く同じに設定してもFaceRigよりもPrprLiveの方が動きます。あまりに敏感に反応するのでFaceRigから乗り換える際は、改めて細かい設定をし直さないといけません。
その手間を考えても、思ったように動かすことができるというメリットが一歩も二歩も抜きんでています。モデラーさんにとっては本当に面白ツールです。
これまで、FaceRigでは不可能だと諦めていた動きに挑戦できるようになります。物理演算重視系のモデラーさんなら絶対試してほしいです。
60fps対応なのでWEBカメラも60fpsに対応しているか確認してください。
FaceRig用に作ったモデルをそのまま流用できる
model.json形式のファイルを読み込みます。
なので、Live2Dで設定した標準パラメーターが動きます。そしてFaceRigよりもヌルヌル動きます。
FaceRig独自パラメーターは動きませんので注意してください。
配信初心者でも設定がしやすい
FaceRigのUIよりも直感的でわかりやすいUIになっています。
なので、配信初心者さんでも覚えやすいです。
パソコンが苦手な配信者さんに納品するときは、FaceRig用のモデルを納品するよりもPrprLiveをお勧めした方がいいかもしれなせん。
配信者さんにとっても、使い方が覚えやすい上によく動いてくれるので喜ばれるかもしれないですね。
顔認証の範囲が広い
物理演算と同様にトラッキングもすごいです。
FaceRigだとトラッキングが30度くらいで外れてしまうことが多い印象ですが、PrprLiveなら左右60度くらいまでトラッキングしてくれます。 FaceRigより認識範囲が広いため表現がしやすいです。
最初から背景を透過して出力できる「透過モード」がある
FaceRigではグリーンバックで出力したものを合成するのが定番でしたが、PrprLiveでは最初から透過してOBSに出力できます。
モデルのフチが緑色になることもありませんし、そのまま配信できるので便利ですね。
トラッキングが外れても初期の位置に戻らない
トラッキングが外れてもそのままの状態です。
FaceRigではトラッキングが外れると正面を見てしまいます。よく棒立ちしているVtuberさんをみますが、そんなことにはなりません。
マルチプレイヤー対応予定
複数のモデルが、同じフレームにリアルタイムでリンクされるらしいです。ですが詳細は不明です。
PrprLiveのデメリット
当然ですが、もちろんデメリットもあります。
メリットの恩恵の方が大きいと感じたら導入してみると良いかも。
流用するなら可動範囲の再設定の必要あり
FaceRigよりも可動範囲が広いのでその広がった分をちゃんと設定してあげないと違和感がでます。FaceRigの場合バラメーターを強めに設定しいるかたも多かったと思いますが、PrprLiveだと動きすぎてしまうため、その分設定を詰めるのが大変です。
トラッキングに難あり?
無料版だと目玉があまりよく動いてくれません。
今のところ目線のトラッキングに不安があります。今後のアップデートで改善を期待したいですね。有料版だと少しだけ安定した目線トラッキングができます。
メモリの消費量が多い
FaceRigが使用するRAMの量は約400MBなのに対して、PrprLiveは約700MB使用します。メモリの搭載量が少ないPCは注意が必要です。
光源の設定が出来るが実用的ではない
面白い機能ですがあまり実用的ではありません。
あらかじめモデルにノーマルマップが適用されていれば光源の設定ができます。
ですが、おまけ程度でまだまだ実用化には向きません。今後のアップデートで改善してくれたらおもしろくなりそうですね。
まとめ
新しいソフトと言うこともあって、まだまだ出来が不完全な印象です。
可動域が大きくて、よく反応してくれるのはおおっきなメリットなので、FaceRigを使っている人で「もっと動いたらよかったな」と思っている人たちにはおすすめです。
PrprLiveはSteamから無料でダウンロードできます。
無料なので是非、試してみてください。
PrprLive公式サイト(中国語です) PrprLive |STEAM
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