Windowsのフォントを綺麗にする4つの方法

PC

「Windowsはフォントが汚い、Macならフォントが綺麗」

なんてことを聞いたことがある人がいるかもしれません。

実のところ、それは本当です。なぜWindowsはフォントが汚いのでしょうか。その理由とWindowsでもフォントを綺麗に表示する方法もあわせて紹介します。

Windowsは本当にフォントが汚い

どうしてそんなことが言われるのでしょうか。これは、実際に比較して見てもらうのがいちばんわかりやすいので比較してみました。

Windowsのフォントを綺麗にする前に実際の比較

なるべく同じ環境にして比べたいので、フルHD1920×1080のディスプレイにフォントとフォントサイズとアプリを統一して表示します。

左がMacで右がWindowsです。

少し見づらいかも知れませんが、明らかに違いがわかると思います。同じフォントなのにこんなにも差が出ます。

Macのフォントが綺麗な理由

それは、アンチエイリアスという処理をしているからです。アンチエイリアスとはドットのギザギザを滑らかにする技術です。これは昔のパソコンでは処理が重かったのです。

もちろん元となるフォントデータはtruetypeフォントというデータで、とても滑らかで綺麗なフォントです。どうして、Windowsは現在でもフォントにアンチエイリアス処理をしないのでしょうか。

Windowsがアンチエイリアスをしない理由。

それは両者の思想の違いからです。Windowsは互換性、Macは先進性を取り入れています。

今のPCのスペックなら文字のアンチエイリアスは大した処理ではありません。Macだとフォントのアンチエイリアスのせいで、動作がもたついていしまうなんてことにはなりませんよね。

それでもWindowsがアンチエイリアスを導入しない理由は、過去のデータやソフトなどの互換性を重視しているからだと言われています。元々アンチエイリアスに対応していない古いソフトに問題が起きる可能性があります。古いソフトはサポート自体の期限が切れていたりとすべてをサポートすることはできません。

反面、Macの場合は過去の互換性よりも新しい技術を積極的に取り入れています。そのため、OSも一年おきに更新しています。OSを更新する度に使えなくなるアプリや、不具合がでるアプリが出てくるので気をつけないといけません。

どちらも一長一短なのですが、Windowsでもフォントを綺麗に表示する方法があります。

Windowsのフォントを綺麗にする4つの方法

アンチエイリアスを掛けるソフトを使う

フォントが綺麗に表示できます。Mactypeというフリーソフトを使うとアンチエイリアスを掛けることができます。
アプリによってはうまく動かなくなるかもしれないので使うときは注意してください。
こちらの記事で詳しく書いていますのでよかったら参考にしてください。

違うフォントを使う

フォント自体を変えてしまえば綺麗に表示されるかもしれません。

違うフォントを使うのと同時に太いフォントを選ぶときれいに表示されます。あまり太いフォントだと不格好で見づらいのでほどほどの太さのセミボールド、ボールド、または通常サイズのレギュラーあたりがおすすめです。フォントによって呼称は違いますが、標準か少し太めくらいのフォントが見やすいです。

フォントを変えるソフトは何種類かあります。私が使っているのはこちらの「noMiryoUI」というソフトです。フォントはこちらから源ノ角ゴシック(Source Han Sans)というフリーフォントがダウンロードできるので試してみてください。

ソフトを起動してWindowsにインストールされているフォントから選べます。選択して一括設定にすればそのままそのフォントに変わります。これはWindowsのUIのみに適用されます。各ソフトのフォントは変わらないので注意してください。

標準機能clear typeをオンにする

Windowsには標準機能としてフォントを綺麗に表示してくれるclear typetという機能があります。使い方は設定からフォント、clear typeの設定でclear typeを使用するにチェックを入れるだけです。

簡単に設定できますが、劇的に変わるわけではないので効果を感じにくいかもしれません。

4Kディスプレイで200%表示にする

Macの場合ならRetinaディスプレイといったところでしょうか。

4Kディスプレイを200%表示にすると従来のフルHDと同じ表示領域になります。当然ですが、ひとつの文字を表示するのに4倍のドットを使うことができるので文字が綺麗に表示されます。

Windowsの設定からディスプレイのスケーリングが可能です。

まとめ

フォントが汚いと文字が見づらいだけでなく目が疲れたりの実害があります。なので、綺麗に表示することに越したことはありません。いまの環境でも、ほんの少しの手間で改善することができます。少しでもいい環境で作業できるようになれば最高ですね。

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