SamsungのSDカード「EVO Plus 32GB」【レビュー】

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最近では、SDカードのレビュー自体もほとんど見かけなくなりました。

たまに見かけるレビューも128GBなど高容量モデルばかり。こんなにたくさんの容量は要らないという方には速度に少し差が出てしまうので参考程度にしかなりません。

SDカードは同じモデルでも容量が大きいほど速度も速くなる傾向があるため、レビューを見て容量の少ないモデルを購入して予想よりも遅かったなんてことになるかも知れません。

動画を撮る方なら128GBや256GBなど、たくさんの容量が必要かも知れませんが、写真などをメインに使う場合などたくさんの容量が要らない方にとっては参考にならなかったりします。
ですが、レビューされているのは容量の多いモデルばかりで低容量モデルのレビューはあまり見かけません。

そしてエントリーモデルのSDカードは書き込み性能が表記されていない場合が多く、実際に使ってみて思ってたよりも遅かったなんてことになりかねません。

SDカードを使う人は少なくなりましたが、ポメラやカメラを使う方であればまだまだ使う機会も多いです。そこで、記録も兼ねてレビューしていきたいと思います。

SamsungのSDカード「EVO Plus 32GB」

先月、新しく発売したばかりのモデルです。スマホやゲーム機、ドライブレコーダーやアクションカメラと比較的使う機会の多いmicroSDカードではなく、カメラなどでしか使う機会のない標準サイズのSDカードの新製品はあまりないのでありがたいですね。

エントリークラスの「EVO Plus」と上位モデルの「PRO Plus」の2種類があります。容量は32GBから256GBまでラインナップされています。今回はレビューでは見ることが少ない、最下位モデルであるEVO Plus 32GBを見ていきます。

外観

SDカードと言えばほとんどのモデルが黒いカードですが、こちらはめずらしい白色のSDカードです。現在販売されている白いSDカードと言えば、今年発売されたキオクシア(旧東芝メモリ)のSDカードくらいです。表面は全体が光沢のあるビニールで覆われたようなよく見る安っぽいステッカーが張られています。

その反面裏側には手の込んだエンボス加工でロゴが刻印されています。見た目に凝るのであればステッカーを非光沢にするなどもう少し拘っても良かったかも知れません。

7つの保護機能

防水・耐熱・耐X線・耐磁・耐衝撃・耐落下・耐磨耗の7つの保護機能をもち10年間の限定保証がついているため安心して使うことができます。

SDカードの基本的な機能なのですが、しっかり保証している企業は多くありません。大切なデータを保存するのですから信頼できる製品であることは大事です。これらをしっかりと保証してもらえると安心してデータを保存することができるので好印象です。

読み書き性能

エントリーモデルは読み込み性能は表記されているのですが、書き込み性能は表記されていない製品が多く実際に購入してみないとわからないので不安に思う方も多いはず。Class10でUHS-Iスピードクラス1(U1)と書かれているので10MB/s以上の速度が出ていると予測できますが、実際はどれくらいの速度がでているのか気になるところです。

実際のベンチマーク結果がこちらです。

シーケンシャルライトが34MB/sとそこそこでています。ギリギリでUHS-Iスピードクラス3(U3)、V30クラスの速度が出ているというところです。

デジタルカメラでの連写やフルHD動画撮影なら問題ないといったところでしょうか。私の環境ではシーケンシャルリードが97MB/sと公表の100MB/sには達していないところが気になりました。

まとめ

エントリークラスのSDカードでも一昔の製品より圧倒的に高性能になっています。SDカードは消耗品です。古いSDカードはデータ破損などの可能性が高くなります。大切なデータを記録するものなので、この機会に古いSDカードを交換してみてはいかがでしょうか。

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